BRM510中部400kmなんとか完走

AR中部主催のBRM510中部400kmに行ってきました。今年はAR中部の200km、300kmに続いて3回目のブルベになります。

初めての400kmブルベなので多少緊張感を持って臨みました。過去の200kmと300kmでは膝の痛み(腸脛靭帯炎)が出てしまったので、今回は膝の痛みを出さすに400kmを走りきることが目標です。

自転車はチネリ・スーパーコルサですが、今回はモンベルのフロントバッグを追加しました。リクセンカウル化してあります。
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受付で前々回(200km)と前回(300km)のメダルを受け取りました。

車検、ブリーフィングが終り、8時にすいとぴあ江南をスタートしました。天気は快晴です。

400kmブルベですが参加者は結構多そうです。

まずはすいとぴあ江南の駐車場内を走り、
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木曽川の堤防道路に上がり、
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堤防道路を下流に向かって走ります。
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その後、木曽川の堤防道路から離れ、各務原の航空自衛隊の横を通り、北上します。

途中「ツアー・オブ・ジャパン美濃ステージ」のコースで峠を越え、板取川沿いを走ります。板取川は、渓流釣りやサイクリング、子供との川遊び等でよく来るところです。

PC1(41km)「芳兵衞パーク飛瀬」では有人チェックでした。
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PC1を出て、さらに板取川沿いを上流に向かって走り、国道256号のタラガトンネルで長良川方面に抜けます。長さ4km以上あるというタラガトンネルを通るのは初めてでしたが、やっぱり長いですね。トンネルの中はひんやりしていました。

長良川に出ると、国道156号ではなく右岸道路を走ります。ここは川沿いの道で楽に走れると思っていたら、この日は風が強く平坦なところでも20km/hを下回ることもしばしばでした。この辺りで前回知り合ったLOOK乗りの方と前後しながら走りました。

白鳥のループ橋で国道156号に合流します。ここは長良川鉄道の白山長滝駅です。
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自転車もいいけど、板取川や長良川にくるとこんな感じで無性に釣りがしたくなります。
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ひるがの高原に向かって、こんな感じのヘアピンカーブが続く道を上っていきます。
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PC2の手前で分水嶺公園に寄りました。
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ここで太平洋側から日本海側に入ります。
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PC2(109.7km)「デイリーヤマザキ高鷲ひるがの高原店」に到着しました。10人ほどの参加者の方が休憩していました。おにぎりを食べようと思ったのですが、何とおにぎりは売り切れで、サンドイッチ類を補給しました。
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PC2を出発した後、牧戸で国道158号に入り、庄川沿いを松ノ木峠に向かって上ります。庄川とこの先の小鳥川も渓流釣りでは有名なところで、川を横目で見ながら走りました。

松ノ木峠を越え、高山方面に下ります。県道73号では雪をかぶった北アルプスがきれいに見えました。
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この辺りでもまだ風の影響があり、前半はとにかく風に苦しめられました。

PC3(173.9km)「サークルK国府広瀬店」でスタッフの方のチェックを受けます。PC1のスタッフの方がPC3まで移動されたようです。
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夕方に近くなり、ちょっと冷えてきました。

PC3から県道76号で大坂峠に向かって上っていきます。ここはインナーローでゆっくり上りました。
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工事中の信号を何ヶ所か通過し、峠にたどりつきました。大坂峠からの長い下りでは、かなり体が冷えました。

今回はPC4で折り返すのですが、PC4まで20kmのところでトップの方とすれ違いました。この時点で距離にして40kmの差、時間的には2時間以上の差があります。ゴールの頃にはもっと差が開いていることでしょう。

高原川沿いの国道471号を走る頃には暗くなってきました。ライトを付けてPC4に向かいました。

PC4(215.8km)「荒神の湯」ではスタッフの方が待機していて、有人チェックでした。

PC4でスタッフの方に撮っていただいた写真です。すっかり暗くなっていました。
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PC4には露天風呂の共同浴場があり、多くの方が温泉に入っていたようでした。タオル等何も準備をしなかったことを悔やみつつ、PC4を出ました。

ここで夜間の冷え込みに備えて、メッシュのアームカバー、レッグカバーからアームウォーマー、レッグウォーマーに変えました。

すっかり暗くなった国道471号で、反対車線を走る参加者の方とベルをならしながらすれ違います。

復路の大坂峠付近は6℃でした。
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峠でウィンドブレーカーを着込んでから下り始めました。

真っ暗な峠道を下る途中でママチャリの参加者に抜かれました。遙か前を走っていたはずですが、PC4で抜かしたようです。

この人は平坦なところでも40km/hぐらいで走っていました。あとで通過チェックのコンビニで話をしたら「ママチャリでは40km/hが限界です。」とのことで、そもそもママチャリで40km/hって・・・ただ者ではないです。

PC3と同じコンビニが通過チェックポイントとなっており、ここでも買い物をしました。通過チェックのコンビニからMTBのKさんと高山を抜けるまで一緒に走りました。

この辺りになると完全に食欲がなくなっていました。当初高山ラーメンを食べようと思っていたのですが、高山に着いた頃にはそんな気持ちは失せていました。

後は国道41号をひたすら走ります。まずは宮峠を越えて日本海側から太平洋側に戻ります。

宮峠を上っている途中、追い抜かしていく車の窓から「がんばれー」と声をかけられました。そういえば、国道156号の高鷲辺りでも同じように車から声をかけられました。

国道41号沿いの気温表示は8~9℃でしたが、それ以上の寒さを感じました。食欲がないという体調も影響しているのかもしれません。

レインジャケットを着込んで走り続けました。とにかく体を温めようと思い、コンビニに寄って暖かい飲み物やスープを飲みました。

国道41号では前半苦しめられた風の影響がなく、それなりに進むことができました。今回は幸いなことに膝の痛みが出ず、走り続けることができました。

下呂では足湯に寄ろうと思っていたのですが、自転車で走り続ける状況から早く開放されたいという気持ちが強く、そのまま素通りしました。とうに午前0時を過ぎています。

この辺りでは一人旅になることは少なく、誰かに追いついたり追い越されたりという状況が多かったようです。

最後のPC5(346.5km)「サークルK飛騨金山店」に到着しました。ここでも相変わらず食欲が無く、なんとか食べれそうなミカン入りゼリーを買いましたが、体を冷やしてしまったようで失敗でした。今回は体の中で熱が作られていないような感じで、とにかく寒気を感じました。

スタッフの方と少し話をした後、PC5を出発しました。ここから川辺町に出るまでは完全に一人旅でした。山に囲まれた真っ暗な国道で、車もほとんど通らず、何度も眠気が襲ってきました。「いますぐ布団の中に入れたら幸せだろうな~」などと妄想しながら走っていました。

この区間をなんとかやりすごして、川辺町付近で先行していたMTBのKさんに追いつきました。ここからゴールまでKさんと一緒に走ることができ、おかげで眠さも忘れることができ助かりました。

美濃加茂の辺りで徐々に明るくなってきて、「朝まで走り続けたんだ」と感慨深く思ってしまった。

愛岐大橋を渡って、ゴールのすいとぴあ江南に到着し、スタッフの方にブルベカードとレシートを渡してチェックしてもらいました。20時間58分でした。
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スタッフの方と少し話をして、自転車を車に積み込み帰宅しました。帰宅後、途中で買い込んだ吉野家の牛丼を食べ、シャワーを浴び、やっとのことで走っている最中何度も夢見た布団の中で寝ることができました。

3時間後に子供に起こされたので、お土産として200kmと300kmのメダルをあげたら、宝箱にしまっていました。その後、眠さをこらえて子供と一緒に公園に遊びに行くこととなりました。

なんとか初めての400kmブルベを完走することができました。AR中部のスタッフの皆様方どうもありがとうございました。

4 thoughts on “BRM510中部400kmなんとか完走

  1. 無事完走された様ですね。
    おめでとうございます。
    しかし、400㎞、300㎞…。
    とても私には、精神・肉体の苦痛が想像できません。
    また、一緒に走れる様に、トレーニングを開始しようかなと。

    • コメントありがとうございます。

      やはり400kmは夜間走行が長く、午前0時を過ぎてからが精神的にきつかったです。

      体力的には、できるだけ頑張りすぎることなく、とにかく走り続けることを心がけています。

      またいずれ近いうちに一緒に走りましょう。

  2. PC4の写真で後ろに写っているのは自分です。
    PC4を出てしばらく後ろにつかせていただきました。
    ブルベ二年目で反対車線の人とベルで挨拶する方法を今回覚えさせていただきました。真っ暗な中でのエール交換これから使わせていただきます。お互いに元気が出ると思いました。

    • コメントありがとうございます。

      暗闇の中、対向車線でライトが現れるたびにベルを鳴らしてすれ違うのは、まさしく「エール交換」という感じですね。真っ暗で顔は見えないけど、「お互い頑張ろう!」という気持ちになります。

      なんて一人前に書いてますけど、実は同じくブルベ2年目の初心者でして、ベルを鳴らしながらすれ違うのはあれが初めてでした。でも印象深い経験でもありました。

      またどこかでお会いしたらよろしくお願いします。

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