AR中部主催のBRM910中部400kmに参加してきました。これで今年3回目、通算10回目のブルベです。
前回参加した5月の中部400では膝を痛めてしまったので、今回は膝を痛めず余力を持って完走することを目標としました。
5時40分に自宅を出発し、6時15分にスタート地点のすいとぴあ江南に到着。
車から自転車を降ろして準備していたら、反対側で中部のブルベで何度かお会いしたLOOK乗りのSさんも準備をしていたので、あいさつしました。
自転車は700Cツーリング車(サワイサイクル・ファルコン)で、タイヤは700X28C(グランボア・セールヴェルテ)です。
7時に出走しました。今回は膝に負担をかけないようにゆっくり走る予定なので、ある程度見送ってから出発しました。
木曽川沿いを上流に向かって走り、犬山城の前を通過します。
成田山の前を通過し、尾張パークウェイを走ります。ここを自転車で走るのは初めてでした。適度にアップダウンがあります。ずっと5~6台ぐらいの集団で進みました。
入鹿池、グリーンピア春日井を通過し、定光寺に向かいます。この辺りは、自転車でよく走るところで、地元感が強いところです。
定光寺の坂を上って下り、曽野の稲荷前を通過し、PC1(41.3km)に到着(9:06)。
ここでもLOOK乗りのSさんに遭遇しました。サンドイッチ等で補給し、PC1を出発。
雨沢を上ります。膝に負担をかけないよう、できるだけ踏まないペダリングを心がけました。
大正村でトイレ休憩しました。普段は国道363号でここまで走りに来ることが多いです。
この辺りは単独行でした。
大正村から県道33号を走ります。斜度が上がってきた辺りで、前走者が見えてきました。
今回はインナーローが30Tx30Tで1:1のギア比になっていて、遠慮無くインナーローを使いました。
この道を走るのは3回目です。今回は意識的にゆっくり走っているのですが、それを除いても、これまでで一番ペダルが重く、ペースが上がりません。
気持ちのいい下りの後、国道418号に合流し、次に国道257号に右折します。
PC2(106km)は道の駅平谷で、AR中部のスタッフの方が有人チェックをしていました。
道の駅で昼食を、と思ったのですが、食堂はかなり混んでいて時間がかかりそうでした。国道の反対側のパン屋さん「グランマ」も、しばらく閉店しているようでした。
国道153号を阿智まで下ってから昼ご飯を食べることにし、PC2を出発。
途中、工事で片側交通規制をしていました。工事区間は結構長く、なるべく早く通過しようと思っても、上りなので足にきます。
治部坂峠、寒原峠を越え、国道153号を結構なスピードで下り、コンビニで休憩しました(14:40)。ここでは冷やし中華を食べました。
この時点で、走行距離130km、休憩を含めた平均速度16.7km/hでした。やはりペースが上がりません。
この日は、かなり暑かったです。さらにお尻が痛くなってきました。狭い範囲で擦れるような痛みで、しかも左側だけです。原因は帰宅後に判明しました。
飯田を抜けた後は、中央道に沿った県道15号を延々を走ります。
途中AR中部のスタッフの方がナシを差し入れしてくれました。これは瑞々しくておいかったです。2個もらいました。
さらに県道15号を走ります。この道路は、平坦なようでそれなりにアップダウンがあります。
道の駅「花の里いいじま」で休憩しました。暑さと尻の痛みでつらくなってきました。
ソフトクリームを食べながら、ゆっくり休憩しました。
再び走り出します。午後5時ぐらいになると、ようやく涼しくなってきました。
PC3(186km)到着(17:55)。ここでもLOOK乗りのSさんに遭遇しました。
国道19号沿いのコンビニでしっかり食べる予定だったので、軽く補給してPC3を出発しました。
権兵衛トンネルに向けて国道361号を上ります。すっかり暗くなってきました。
権兵衛トンネルへの上りは、それほど斜度がきつくなく、淡々と上っているうちにトンネル入口に到着しました。
権兵衛トンネルはセンターラインにポールがありますが、伊那側からだと軽い上りなので、路側帯をゆっくり走っていれば、それほど怖い思いをすることなく通過できました。
権兵衛トンネルを超えると、下りで3つのトンネルが連続します。これらのトンネルはスピード控えめで通過しました。
国道361号を下って、国道19号との合流地点の信号を左折します。
国道19号沿いのコンビニで休憩しました(19:18)。
ここでカレーうどんを食べました。相変わらずお尻が痛いものの、まだ胃腸は問題ありませんでした。
このコンビニには2人の参加者がいましたが、先に出発していきました。
休憩を終え、国道19号を進みます。19号は交通量(特にトラック)が多く、センターラインにポールがあり、路肩は狭い上に荒れているところが多く、緊張感をもって慎重に進みます。
木曽福島の手前で国道361号へ右折し、地蔵トンネルに向かいます。
この辺りは渓流釣りやスキー等で通い慣れている道で、二週間前にも子供を連れて来たばかりです。でも自転車で走るのはほぼ初めてです。
19号とは打って変わって交通量も少なく、とても静かな暗闇の中を進みます。
地蔵トンネルが近くなると登坂車線が現れ、斜度が少しきつくなりますが、もう少しでトンネルなので、我慢して進みました。
ここでキャノンデール乗りの方に追いつき、一緒に走ることにしました。
ペースが落ちる上りでいろいろ話しながら走りました。普段1人で走ることが多いので、こういうのはとても楽しいです。
話しながら走っていると時間が過ぎるのも早く、あっさりと長峰峠に到着しました。ここから岐阜県です。
二週間前に、ここから近い高山市高根町日和田でとうもろこし狩りをしました。ここのとうもろこしは「タカネコーン」と呼ばれ、糖度が高くて、とにかくおいしいです。
長峰峠からウィンドブレーカーを着込んで、延々と下りました。かなり冷えます。
道の駅「飛騨たかね工房」で休憩しました。急に冷えたせいか、吐き気がしてきました。しかも眠気も出てきました。
この後、お尻の痛み+吐き気+眠気の三重苦に悩まされることになります。
道の駅を出て、さらに進みます。
国道41号を横切り、シークレットポイントのモンデウス飛騨位山に向かって上ります。
ずっとキャノンデール乗りの方と一緒に走っていますが、徐々に着いていけなくなっていました。
モンデウス飛騨位山に到着(292km)。シークレットポイントとして、モンデウス飛騨位山の標識の写真を撮りました。
写真を撮っていると、続々と参加者が上ってきました。
ここから少し下って、位山峠に向かって上ります。ここが最後の大きな峠です。
今回は膝は大丈夫ですが、その他の要因(お尻の痛み、吐き気、眠気)で全然ペースが上がりません。他の人達にもどんどん抜かれます。
位山峠を下り、益田川沿いの県道98号を走ります。この辺りに立派なバス停が点在していて、吸い込まれそうになりますが、なんとか下呂まで走ろうと思って我慢しました。
一緒に走ったキャノンデール乗りの方はとてもいい人で、いろいろ気を使ってくれたのですが、とにかく眠気が限界に近くなっていました。
この辺りで反対方向に走る2人のブルベ参加者とすれ違いました。「なぜ反対方向?」「忘れ物?」と思いましたが、わかりません。
下呂駅に到着しました。
「ここで休憩していきます。」と言って、キャノンデール乗りの方と別れました。いろいろお礼を言いたかったのですが、とにかく眠くて素っ気ない態度を取ってしまった気がしています。
下呂駅のベンチで30分ほど仮眠しました。眠気は多少収まったので、再度走り出した。
国道41号を進みました。まだ少し眠気が残っています。尻の痛みと吐き気もあり、相変わらずペースは上がりません。
PC4(354km)に到着(5:22)。クローズタイムに1時間ちょっと余裕があるだけです。
食欲はなく、あたたかいスープを飲みました。すでに明るくなりかけていました。
PC4を出て、国道41号から外れ、小さめの峠を2つ越えました。
途中でeTrex30Jがバッテリー切れになり、電池交換しました。
ようやく終わりが見えてきました。気温が下がってから水分補給をあまりしていなかったせいか、朝になって気温が上がってくると、やたらとのどが渇きました。
各務ヶ原を通過し、対岸に犬山城が見えてくると、ゴールはもう近い。
愛岐大橋を渡り、ゴールのすいとぴあ江南に到着。完走時間は25時間16分でした。
今回のブルベでは、膝の痛みは出なかったけど、余力を残して完走するという目標は達成できませんでした。これは次回の課題ということにします。
帰宅後、レーパン(パールイズミ・3D PRO)のパッドが剥がれているのに気づきました。
お尻が痛くなった場所と同じでした。これだけが原因か分かりませんが、大きな原因であることには間違いないと思います。確認不足でした。
最後になりましたが、AR中部のみなさん、ありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。
完走お疲れ様でした。BRM910中部400に参加した者です。PC1の写真に写ってるバイクラックの前でボトル持ってるのが僕ですw
この日も暑かったけど前の週に下見で走ったときはもっと暑くて
頭が痛くなったのでまだマシでした。僕も途中で痛みまではありませんが膝に少し違和感を感じながら登ってました。やはりこれだけの標高は膝の負担が大きいんでしょうね。
それでも無事に完走できました^^
しかも22時間16分という自分でも信じられないタイムでしたw
コメントありがとうございました。そして完走おめでとうございました。
PC1ではお隣同士だったのですね。今回はさんざん登ってもさらに登りが続くという感じで、獲得標高が半端ではなかったですね。走っているときに何度も「つらい」と思ったはずですが、時間が経つとすっかり楽しい思い出に脳内変換されています。家族にはあきれられていますが・・・
どこかのブルベでまたお会いしましたらよろしくお願いします。
こんばんは。
途中ご一緒させていただいたキャノンデール乗りです。
ブログを拝見させていただきました。体調不良を抱えて走ってらっしゃったとは気づかず申し訳なかったですが、無事完走されて何よりです。
ブログにあるような素っ気ない態度はなかったですよ^^ご安心ください。
いい人とはお恥ずかしい。僕のほうも眠かったので失礼があったのではと思っていたくらいで。。。あったとしたらこちらこそ申し訳なかったです。
しかししんどいルートでしたよね。本当にお疲れさまでした。
僕も今は楽しい思い出となっています(笑)
来年のAR中部さんのブルべは参加する予定ですし、その他のブルべも参加予定ですのでお会いしたらぜひご一緒しましょう。
またその他機会があれば一緒に走りたいですね。いろいろな自転車のお話をお聞きしたいです。
コメントありがとうございました。
本当ならもうしばらく一緒に走ることができればよかったのですが、あのときはとにかく眠くて、「何でもいいから早く眠りたい」としか考えていませんでした。
でも思い返してみると、楽しいブルベでした。またブルベ等で一緒に走れたらいいですね。是非ともよろしくお願いします。