700Cツーリング車(サワイサイクル・ファルコン)に使うフロントバッグとサドルバッグをオーダーしました。
バッグは、シクロツーリスト誌の記事を見てRSAサンバッグスさんでオーダーすることにしました。ここは、たまたま自宅から近いところにあります。
オーダーは以下のようにしました。
(1)フロントバッグは後ろ開き
ツーリング車向けフロントバッグでは、上蓋(フラップ)の向きとして前開きと後ろ開きがあり、どちらかと言えば、前開きの方が優勢のようです。
しかしながら、ブルベなどで走行中にフロントバッグ内から補給食を取り出すことを考慮して、走行中にもバッグ内部にアクセスできる後ろ開きにしました。
(2)フロントバッグサポーター
ツーリング車向けフロントバッグでは、ベルト止めでハンドルに固定することが多いようですが、この場合上ハンドルが使えなくなります。
そこで、ハンドルとバッグとの間隔を広げて上ハンドルを使えるようにするため、フロントバッグサポーターを使うことにしました。幸いRSAサンバッグスさんでは、日東パールに対応したフロントバッグサポーターを提供しており、フロントバッグに合わせてオーダーすることにしました。
(3)ヒネリ金具
ツーリング車向けバッグでは、ゴム紐をフックに引っ掛けてフラップを固定することが多いようです。
ゴム紐の方がツーリング車っぽい雰囲気だと思いますが、すべてのフラップをヒネリ金具にしました。
後ろ開きのフロントバッグでは、ゴム紐をステムに引っ掛けて固定するようですが、これを避けたかったというのも理由です。
(4)帆布
RSAサンバッグスさんでは、帆布とナイロン地が選べましたが、迷うことなく帆布にしました。とにかく帆布のバッグが欲しかったのです。
(5)色はネイビー
最初はアイボリーかベージュのような淡い色にしようと思っていたのですが、RSAサンバッグス足立さんの「自転車がモノトーンだから、ネイビーが似合うと思う。」とのアドバイスで、ネイビーにしました。プロの言葉には素直に従うことにしています。
できあがったバッグは、とても満足がいくものでした。
以下、バッグの写真です。
まずはフロントバッグから。フロントバッグは、type6をベースにして、ヒネリ金具への変更、両サイドのポケットを追加しました。
ツーリング車ではハンドルとフロントバッグの上面を一致させるのがよいとされているようです。
現在の仕様では、フロントキャリアからハンドル上部までの高さは17.5cmです。フロントバッグは高さを18cmにしてもらっており、上蓋を含めてフロントバッグ上面がハンドルより若干高くなっています。
RSAサンバッグスさんのホームページでは「高さは200~240mmでオーダー可能です。」となっていますが、それ以下の高さでも対応可能のようです。ただし、フロントバッグの高さが低くなれば、それだけサイドポケットが小さくなります。
上面のマップケース。
右下のボタンを外すと、右側と手間側が開放します。
下から見たところ。
下面はマジックテープでキャリアに固定できるようになっています。
フロントバッグサポーターを使っているので、フロントバッグ前部がキャリア先端から1.5cmほど飛び出ています。
上ハンドルを握ったところ。
手が干渉しない程度のクリアランスは確保できています。
フロントバッグ側面とブレーキレバーとの間隔。
ハンドルはCC400mmです。カンパ・エルゴパワーも使えそうです。
フロントバッグの内部。
内部にコの字状に曲げられた白色樹脂製の補強板が入っています。
白色補強板の底面の前方側と手前側には、茶色の断面L字状の補強部材が入っています。
これならフロントバッグでキャリアから左右にはみ出る部分でも型くずれを防げそうです。
続いてサドルバッグ。
サドルバッグは、type2をベースにして、ヒネリ金具への変更を行いました。サドルバッグもフレームサイズに合わせて高さが低くなっています。
大きめのサドルバッグでバッグ底面がドロヨケに接触することを防ぐためです。あと、個人的にサドルバッグが足に当たるのは非常に気になるため、これを防ぐためです。
サドルバッグの内部。
底面に白色樹脂製の補強板が入っています。
荷物を入れたところ。
ブルベ装備として、オーストリッチ輪行袋L100、モンベルGORE-TEX サイクルレインジャケット+パンツを入れてみました。
まだ余裕があります。両サイドのポケットも含めれば、オルトリーブ・サドルバッグLと同じぐらいの容量だと思います。